小林稜武(25=千葉)が、同期対決を制して待望の初Vを決める。

準決5Rはカマシ先行で上位独占に成功。「前が取れたので、安心して行けるところから行けた。3人で決まってよかった」と、涼しい顔で引き揚げてきた。

デビュー以来全開催で決勝に進んできたが、不思議と優勝がない。デビューした小田原決勝では、113期初のS級戦士松井宏佑や、卒記覇者の藤根俊貴を相手に逃げて見せ場を作った。「最近、決勝で(優勝を)狙ってしまって駄目だったので…」。無欲の走りで優勝をつかみ取る。