2人が落車、1人が失格するアクシデントのあった予選2Rは、藤本辰次(50=三重)が繰り上がりの3着となり、3連単配当約2万円の高配当となった。

「前期は66点台だった。今期、頑張らないとクビになってしまいますからね」

競走得点は下げてしまったが、昨年後期は4勝をマークし、3連対率は26%。3連対に絡むと、その半分が3連単で万車券になっている高配当の請負人だ。

「僕は競輪選手の『頂』を見たことはないけど、毎日コツコツ練習したからずっと『中腹』にいられたんです」。混戦になると連に食い込んでくるタテ足は、日ごろの練習のたまもの。堅実なベテランは、連下候補からは外せない。