日刊スポーツ新聞社制定の第32回競輪年間三賞表彰式が都内ホテルで行われ、浅井康太(34=三重)が競輪三賞・技能賞受賞の喜びと反省の言葉を口にした。「先日、ふがいないレースをしてファン、関係者、山中(秀将)選手に迷惑をおかけしました。どうもすみませんでした」。

直前の全日本選抜準決で山中に追突して落車失格。自身も右肋(ろく)軟骨骨折、左足大腿(だいたい)部打撲、擦過傷などのけがを負いながら表彰式に出席したのは、謝罪の気持ちの表れだ。「これからはこの賞に恥じないレースをしたい」と言うと、ファンからは温かい拍手が沸き起こった。

落車後にはツイッターで謝罪するなど、ファンへの思いは強い。「今までは自分のために頑張っていましたが、これからはファンの気持ちに応えることを考えて走りたい。今(落車で)しゃがんだ分、ジャンプできるように日々トレーニングしたいです」。

普段は「寝る時間がもったいない。自分の体のことが気になって仕方がない」と睡眠3、4時間で、あとは練習と自転車のことを考える時間に充てている。昨年は競輪祭で7年ぶりのG1優勝、GPも2着と好走したが、納得はしていない。「今年もGPを勝つことが目標。そのために努力したい」。来年も三賞の表彰式にいる可能性は十分だ。