優勝戦は桐生順平(32=埼玉)がイン逃げで3年ぶり2度目の地区選制覇。通算8度目のG1優勝を果たした。

「気持ちで負けないように」と自らに言い聞かせた。豪快ターンでエース機の石塚久也や4カドの中田竜太らに出番を与えなかった。

表彰式では司会者から、節間ずっと毒島誠のネーム入りジャンバーを着ていた経緯を問われ、「(Fを切った)前節でかっぱを捨てて気分転換。それで毒島さんにもらって着ていたら、運気を吸い取ったみたい」と話してファンを笑わせた。

すぐに津G1、地元SGクラシックと前半戦の勝負どころを迎える。「これで流れを変えられた。リズムが戻った。戸田では(中田)竜太と頑張りたい」。ボートレース界唯一無二の超速ターンを誇る男が、今年もボート界を熱くする。