117期の中村泰平(23=愛知)がスピード、切れ味とも満点のレースを見せた。

1Rこそインからコンマ04で逃げだ山本修一を差し切れなかったが、後半9Rの進入固定がお見事だった。5コースからまくり差し、2M好判断のハンドルで差し返し。優勝候補の吉田拡郎を破った。1月の住之江でデビュー初優勝を飾るなど、力をつけてきたところを実証した。児島は3度目の参戦になるが、「走りやすい水面です」と中村の持ち味を存分に発揮できるコースのようだ。「乗りやすさがある」と足もいい。

今期は初Vなどもあって勝率5・97と好ペース。「目標はA1です」。残り1カ月余りとなったが、初のA1はあきらめていない。気合が入る中村を2日目以降も注目したい。