平田雅崇(38=川口)が初日8Rで、およそ30メートル近いスタートの大出遅れを挽回して3着まで追い上げた。

「スタートで(タイヤが)空回り。そこでがぶって今度はチェンジを入れようとしたらすぐには入らなかった」。これが原因でスタート直後にどか遅れ。ただ、そんな状況でも諦めなかった。

「スタートの切り方を変えて朝練習は(スタートが早い鈴木)宏和選手みたいに切れたんで。調子に乗っていったらやっぱり…」と苦笑い。「でも(自分から)売れていたからやばいなって。お客さんに怒られると思い、少し力んで走ってしまった」と振り返った。最終的にもう少しで首位争いに持ち込む3着に食い込んだのは、さすが。

出迎えた地元勢や同期の29期勢を中心に「良く追い上げたね~」と声をかけられていた。「エンジンは、かけた感じそんなに変じゃない。(調整は)タイヤを考えるだけで良さそう」。2日目は11R。初日はすごい追い上げで見せ場を作ったが、今度は好スタートからの速攻で1着を飾って、自分から買ってくれたファンを喜ばせる番だ。