カウントダウン連載「ROAD TO グラチャン」の第2回は、シリーズを展望していく。平成最後のSGと令和最初のSGを優勝した吉川元浩が、SG3連続優勝の快挙に挑む。峰竜太がドリーム戦1号艇で登場。地元からは中野次郎と長田頼宗が出場する。

注目は吉川元浩だ。今年は3月戸田クラシックと5月福岡オールスターでSG連続優勝を達成。獲得賞金額では早くも1億円を稼ぎ独走している。今大会では00年の西島義則以来、史上3人目のSG3連続優勝にチャレンジする。

峰竜太が打倒・吉川に闘志を燃やす。前期勝率は8・55を記録し、5度目の期間勝率1位に輝いた。多摩川は昨年の周年記念で初優勝して以来の登場となる。初日ドリーム戦は1号艇に座る。インから逃げてシリーズに弾みをつける。

水面相性なら白井英治も負けていない。当地は2年連続でG1優出2着。とにかく多摩川ではエンジンを出して、快速に仕上げることが多い。桐生順平も「多摩川は好き」と話す。日本一の静水面にはボート界屈指の高速ターンが似合う。赤岩善生は当地2節連続で優勝中。1月の3Daysでは4戦全勝の完全Vを達成した。守田俊介は全24場制覇へ残すは多摩川のみ。SGでの記録達成に挑む。

強力な遠征陣を迎え撃つ地元からは中野次郎と長田頼宗が出場。全てに熟知した多摩川で簡単には負けられない。地の利を最大限に生かして、是政ファンの期待に応える。【古村亮】

※明日は「コース特徴」