渡辺雄太が、何度も踏める“らしさ”を発揮した。

準決10Rは、たたかれながらも中団に迎え入れてもらい、まくりで2着。5月全プロ記念の落車後ひと息だったが、2日目に別の自転車に乗り替えて先行したことが復調の契機になった。「久々に逃げられて、何となく良くなった」。

決勝は「流れで」と総力戦を示唆した。過去2度のG3制覇は番手回り。今度は自力でVを目指す。