初日は台風6号の接近により水面が悪化して、1レースから安定板を使った2周で争われ、8レース以降は中止になった。その荒れ水面に宗行治哉(22=広島)が敢然と挑んだ。1R5枠と5R4枠でいずれも3着。まくり差しで1Mのうねりを乗り越え、艇団を割ろうとしたガッツが光る。

「悪い水面に自信があるし、気合が入るんですよ。なぜって? 高校でずっとボート競技をやって、荒れた水面をこいでたから。インターハイはベスト16止まりだけど、その実績から養成所に推薦で入れたんです」と頼もしい言葉が続いた。2日目は6R1枠で登場。フライング持ちだが、1Mをくるっと回って1着になる姿が目に浮かぶ。