16年水上バイク世界大会覇者で、デビュー11カ月目の国分将太郎(25=福島)が7Rで5コースまくりから1着。95走目での初勝利を水神祭で祝われ、「うれしい。これからも一生懸命に頑張る」と話した。

昨年11月デビューの123期。今年5月デビューで水神祭を挙げる124期もいる状況に、心中は穏やかではなかった。「焦りも感じながらB1昇格を目指して、まずは6着を減らそうと。特に2Mでどう走るかを課題にしていた。今回はエンジンの調子が良く、先輩のアドバイスを聞いて調整。スリットから伸びたし、回り足も良かった」。 水上バイクとボートレースは同じ水上でも、方やオートバイ状、方やボートで乗り方が全く異なる。世界王者で養成所に特別枠で入所したプライドを捨て、周囲の声に耳を傾けた。

「立ったままで乗る水上バイクから、正座で乗るボートレースに少し慣れてきた」。中学から憧れたボートレーサーとして、また1歩進化した。次なる目標は「もちろん2勝目」と目を輝かせた。