ベテラン国村洋(42=山口)が後輩効果? で準決に勝ち上がった。予選7Rでは前を任せた佐藤幸治が外に浮かされ連結が外れたが、中団確保から直線で外めを伸びて4着。「あまり気持ちのいいレースではなかったけど、どういう形になっても勝ち上がれるとは思っていた」と淡々と振り返った。

長くスター不在の山口県勢だったが、現在は弟子でS級S班の清水裕友に加え、113期ルーキーチャンピオンの宮本隼輔の出現で、輪界をリードする勢力にまでなりつつある。「一緒に練習するけど、彼らは強い。バイク誘導は必要ありませんね。でも僕も“彼らに勝てる”とは言わないけど、練習台ぐらいにはなっているんですよ」とひそかに自信をのぞかせる。20日の出番は準決11R。今期初(ブロックセブンを除く)の決勝進出を果たす可能性も十分だ。