競輪選手にとって「1着を取ること」に勝る特効薬はない。

溝口香奈(34=大分)は、前回の別府最終日に産後初、3年半ぶりの勝利を挙げた。「久々の1着ゴールはいい景色でした。しかも地元だったんで、優勝したのかと錯覚するぐらいの声援をもらえた」とうれしそうに振り返った。

17年4月から産休に入り、復帰したのが今年1月。育児と現役生活を両立させながらコツコツと脚力を戻してきた。「復帰してからもやる気がなかったわけではないけど、より一層やる気が出たのは間違いありませんね」。

予1・6Rは、大外枠から強気に前前へ攻める。