これがS級S班の実力! 松浦悠士(29=広島)が最終2角7番手からまくって新春Vを決めた。G3優勝は昨年9月の富山以来で通算4度目。

レースは稲毛健太-村上博幸が前受け。中団に菅田壱道-佐藤慎太郎-大槻寛徳-内藤宣彦。後方に松浦-渡部哲男-桑原亮の並びで周回を重ねた。ラスト2周で松浦が押さえて、菅田が先行態勢に入ると稲毛がカマして菅田ともがき合いになった。最終的に稲毛が出切ると松浦が2角過ぎから一気にまくって前団をのみ込み、優勝のゴールを駆け抜けた。2着は渡部、3着は大槻が入った。

松浦は「KEIRINグランプリ(GP)とタイトルに縁のあるWGP(和歌山グランプリ)を勝ててうれしい」。表彰式では元なでしこジャパンでタレントの丸山桂里奈と並んで喜びを表した。昨年GPに初出場したことで「中四国でまとまって競輪界を盛り上げていきたい。僕が先頭に立たなければいけないのならそのつもりで頑張る」と気持ちの持ち方も変わってきた。昨年7着に敗れて「今年は優勝したい」とGP制覇を目標に掲げた。

2車単(7)(3)670円、3連単(7)(3)(4)8500円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)