永田秀二(34=東京)が準優10Rを逃げてG1初優出。優勝戦1号艇となり絶好のG1初優出初Vのチャンスが訪れた。

「足はピット離れから全部がいい。伸びに関しては節一級ありますね」と17号機は仕上がりきっている感じすらある。とにかくピットで評判の強力伸びは、今節ほぼ毎レース、展示タイムで抜けた時計をマークしてきたことでも証明されている。

Vへのモチベーションも高い。勝てば3月平和島で開催されるSGクラシックの出場権が得られる。「若林将さんや永井彪也選手など身近な選手が出場する地元のクラシックに、自分も行きたい」。普段はどちらかと言えば控えめなタイプの永田が珍しく気合を前へ押し出した言葉を並べた。加えて普段53~54キロで走っている体重を徐々に絞って準優では52キロまで落としてきた。「今節は減量も頑張っていますよ」。写真で見れば分かる通り顔つきもいつも以上にシャープだ。

「1号艇なら絶対にインから」。前付けに行きそうな6号艇熊谷直樹に1コースを明け渡すつもりは毛頭ない。これだけ勝ちたい気持ちが強く表れている以上、優勝戦で永田のイン戦はまさに狙い目だ。