前本泰和(47=広島)が完璧な逃げでG2初制覇を飾った。通算115回目の優勝で、2着に秋元哲、3着に上野真之介が入った。

123・456の枠なり進入から秋元が豪快なまくりを放ったが、機力に手応えを感じていた前本は全く焦らなかった。「エース機とも変わらず、いい足になっていました。スタートしてからはターンマークだけを見ていました」。仕上がりの自信が冷静な判断につながった。

次節は12日から始まる三国一般戦、そして津のG1マスターズチャンピオンへと続く。「6月には地元のSG(グラチャン)もあるし、もっとリズムを上げたい。今はいいレースをして、映像を見てもらうしかないですけど、自分の仕事をしっかりして行きたい」。

無観客でも、熱い気持ちをファンに伝えていく。