オープニングの1Rを制した原田篤志(40=山口)が、後半9Rで3コース発進から3着として今節の戦いを終えた。

2日目にエンスト失格のマイナス5点。同時に取られた不良航法の減点10は、あまりに重い足かせだった。

「あのアクシデントがなければ、準優に入ってもいい足だったので残念です」と悔しさをにじませた。

今節は優勝を狙っていた。

「(当地)GWシリーズは、今節のためにペラを勉強しながら、いろいろ試していました。足は仕上げることができたし、これが他の場でも通用するかはこれからですね」と成果はあった。

この後は30日から芦屋のニッカン・コム杯に向かう。

「一般戦は全部優勝するつもりです。5回優勝してSGクラシックに行きたい」。すでに気持ちを次節に切り替えた。

「それと昨年19年は節制して体作りを頑張ったけど、それをもう1度やろうと思います。具体的には食事制限と質のいいトレーニングをやりたいですね」

これだけでは終わらない。

「今の目標は、45歳までにここ(徳山)の記念を取ります。かわいがってくれている先輩の寺田(祥)さんに恩返しするつもりで頑張ります。それでなければ寺田さんも張り合いがないでしょうしね(笑み)」

今節で味わった悔しさは、しっかり今後への糧とする。