鈴木圭一郎(25=浜松)が2周回1コーナーで先頭に立って優勝。16年大会以来、通算2回目、G1は11回目の優勝。2着は青山周平、3着に松山茂靖が入った。鈴木は直前の川口、浜松の普通開催に続いて3節連続V。通算41回目の優勝を飾った。

最終日は未明からの降雨の影響でぶち走路。「試走は少し走路もぬれてたから、あまり手応えはなかった。ただスタートは今節の中で一番、切れた。道中はすごくいい状態でした。(勝負どころは)1~2周目でしたね。ゴールした瞬間はやったぁと」笑顔でレースを振り返った。

「一応、クラッチは一式変えました」。それも、今節4日目までは切れなかったスタートをうまく切れた原動力のひとつとなった。前期までS級1位だった鈴木だが、今期は3年ぶりのS級2位。ハンデ戦で自分の外に選手がいるレースは久々だった。

それだけに「7枠というハンデ位置で(8枠の)青山周平選手に対する意識はあったか? ありましたよ。レース締め切り10分前までは。でも、直前で、別にここで青山周平さんだから、とか7枠だから、とか考えたって仕方ないなって。とりあえず優勝したいという思いで走っただけなんで」。レース直前に気持ちを平常心に戻して、きっちりと地元G1を勝ちきった。

「3節連続V? 最近の中では出来過ぎですね。流れはいい。優勝戦でこんなにすかっと乗れたのは久々ですね。この流れは崩さずに」、次走の6月5日からの浜松普通開催で、4開催連続Vを狙う。