高木真備(25=東京)は今、最盛期を迎えている。

開催中止が続いた4、5月は徹底的にトップスピードを強化した。5月広島の2日目に「11秒5」のベストタイムをたたき出し「やってきたことが間違いではなかった」の確証を得た。

しかし、それだけでは満足しない。「広島は粘りがいまいちだったので、セッティングを見直しました。大宮はその成果が出ましたね」。成績に並ぶ数字だけ見れば、何の不満もないが、同じ1着でも内容は進化しているのだ。

予1・7Rは地元の尾崎睦と成長著しい野本怜菜の挑戦を力でねじ伏せる。