川崎智幸(53=岡山)が4枠から冷静な差しで抜け出し、今年初優勝を飾った。

レースは1M、2コースから伸びた森永淳の先まくりに、イン市橋卓士が応戦。あいた1Mを、新田泰章の内から2番差しの川崎がスムーズに抜け出し、2Mで先に回ると、19年4月桐生以来、1年3カ月ぶりのVロードを駆け抜けた。

「これまでなかった、引き波の上を抜ける足がやっと来た。朝から(試運転で)乗り続けて調整したかいがあった」。最後まで諦めない姿勢で勝ち取ったVは、3連単12万2990円というジャンボ配当を演出した。