西山貴浩(33=福岡)が風を味方に優出を決めた。

準優11Rは、イン馬場貴也がスタートを決めて先マイ態勢に入るも、うねりに乗って失速。西山がその内を冷静に差し切り、バックで抜け出した。「特訓後から風向きが(追い風に)変わった。神風が吹いて水面が助けてくれた。ついてました」。

3枠・桐生順平の3カド奇襲も「(4日目12Rで)2カドがあったので普通に見えました」とお構いなし。「伸び型で、水面が荒れてくれた方がいい」と神風の再来を願った。

最後は、2日に誕生日を迎えた父に「おめでとう! 明日、でかいプレゼントを持って帰ります。待っとけや!」と宣言。優勝戦1枠から、G1初優勝をつかみ取る。