「日刊スポーツ杯争奪戦」優勝戦は、平本真之(36=愛知)が逃げて今年4回目の優勝を飾った。福岡では初V。2着は上之晃弘、3着は畑和宏だった。

5日目まであった行き足は鳴りを潜めた。平本は「行き足は畑さんの方が良さそうだった」と少しだけ焦りを募らせた。道中も上之に追いつかれる感じさえあった。そんな平本を救ったのは回り足だった。「グリップ感が良かった。先に回れば何とかなると思った」とほっとした。

賞金ランク13位で、次節はG1児島周年(29日~)。今後はG1、SGの連戦となる。「年末に向けて、このまま突っ走っていきたい」。年末だけでなく、すでに権利のある来年3月に行われる当地SGクラシックに向けても弾みをつけた。