塩田北斗(32=福岡)が執念で優出を決めた。初日5、6着と短期決戦では絶望的な滑り出しから巻き返した。

準優9Rは6枠からピット離れで4カドを奪い、1Mは攻め込み首位争いに持ち込むと、2Mは冷静に内を突いて逆転で勝ち切った。「われながら良くやった」と自画自賛。「今なら間違いなく上位」と機力にも胸を張る。今年はここまで4度の優勝。「4回目から足踏みしてますからね」と来年3月の地元・福岡SGクラシック出場を意識する。最終日の12R優勝戦は、3枠から気合駆けでイン萩原秀人を脅かす。