無傷4連勝で予選トップを快走していた野村誠が、ラスト5走目の12Rで転覆。先に走り終えていた吉永則雄(42=大阪)に優勝戦1枠が巡ってきた。

「今節は流れがいい」。そう話す吉永は2期連続A2級に甘んじている。記念レースを沸かせていた男も不調に陥って、表情も曇りがちだった。そこからようやく抜け出す兆しが見えたのが年末。ペラ調整も当たってきて「勢いがついてきたかな」と笑って話せるようになった。今節は前検から相棒の49号機に手応えを得て、その感触通りに優出した。昨年4月の地元住之江以来となる優勝を、初Vをマークした平和島で決める。