伯母芳恒(47=東京)が勝負駆けに成功し、12番目で準優に滑り込んだ。

得点率32位タイでこの日を迎え、センターまくりとイン逃げで連勝。選抜組の浜崎直矢や上村純一が精彩を欠き、重野哲之は不良航法による減点、羽野直也は落水などアクシデントもあり、20人ものごぼう抜きを果たした。

「まさかだよ。いろんな要素が絡み合った」とつぶやくと「やっぱり永田(秀二)先生さまさまだね。永田選手にペラを見てもらって、しっかりターンできるようになったから」と続けた。

相棒の31号機は複勝率が26・1%で、行き足の他には特徴がない平凡機だった。それが主にペラ調整で「伸びで負ける人はいないかも」と気に入るまでの好バランス機に変身させた。20年9月児島以来の優出がかかる準優12Rは「気負わずにいく」。連勝したこの日と同じように、無心で大外からレースに臨む。