7月からの21年後期に、S級へ初昇格する武田亮(22=東京)が細心の注意を払って決勝を迎える。

今節は車の進みを重視した新車を持ち込んだ。初日特選は番手が競りもあり、単騎同然の逃げになって4着。準決7Rは、後方6番手からカマして逃げて番手の松永将とワンツーを決めた。着々とリズムが上向いて「新車のセッティングをもっと煮詰めたい。ハンドルを替えようかな。しっかり準備します」。新たな相棒の良さをさらに引き出そうと思案した。

昨年12月松阪から14場所連続の決勝進出を果たしたように、パワーは増すばかり。決勝7Rは同期高田修汰の挑戦を退け、2月伊東以来の優勝を果たす。