A級予選10Rの小笠原光(25=岩手)は今月16日に第1子となる男の子が誕生して1児のパパに。

「奥さんと子供の寝顔を見るのがねえ」と新たな家族が増えた喜びに目尻は下がりっぱなしだった。しかし、話題が前回青森決勝に移ると表情は一変。「子供のために勝ちたいって欲が出すぎて駄目駄目な競走でした」。後ろに動ける選手が付いていながら後手に回ったレースを猛反省していた。

今シリーズは道場晃規をはじめ同期のライバルが数多く参戦する。「楽しみだけど負けないように。納得のレースをしていいオムツといいミルクを買えるように」。父親となっての初陣を勝利で飾る。