レジェンドカップと銘打たれた今節、13年賞金王の金子貴志(46=愛知)が存在感を猛アピールする。

予選9Rは2分戦。目標にした高久保雄介が後手に回って、まくり追い込みの2着で自身は3着。「2分戦は先手ラインが流す距離が長いからね。うまくやられただけだよ」と高久保の心中を思いやりながら、「俺は準決に乗れるかな。F1戦の勝ち上がりは厳しい」と不安をのぞかせた。

結局20番目で滑り込んだ準決、10Rで再び高久保マークとなると表情も晴れやか。「予選と違い3分戦だし、高久保君なら大丈夫」。中近ラインの後輩とは互いの信頼感も原動力。レジェンドが勝負強さを見せつける。