ボートレース「第131期選手養成訓練入所式」が5日、福岡・柳川市内のボートレーサー養成所で行われた。父に吉川元浩(49=兵庫)を持つ吉川雄之(かつゆき、23)は、父超えを目標に掲げた。

小3の時、父が07年賞金王決定戦(現グランプリ、福岡)で優勝するのを目の当たりにした。「現地で見て、父みたいになりたいと思いました」と振り返る。12度目の試験でようやく合格しての入所式となった。「努力が報われました。父からもよう頑張った、と言われました」と笑顔を取り戻した。

目標はSGを4度優勝した父だ。1年後は、出身地の兵庫ではなく、徳島支部を選択する予定。「自立したいと思っています。父も賛成してくれた」。ようやくスタートラインに立った。この苦労を養成所生活、選手生活にもつなげる。