林真奈美(35=福岡)が冷静なレース運びで予2・1Rを制した。初手の並びから誰も動かないとみるや、打鐘過ぎから車間を空けて杉浦菜留の2角まくりに合わせて飛び出した。「後ろも駆ける感じじゃなかったので、できるだけ引きつけて。菜留さんが来てるのが分かって、内に宮地(寧々)さんもいたので、真っすぐ全力で踏めた」と7月久留米以来となる勝利を振り返った。

年頭は連続優勝と好スタートを切った。しかし、優勝した1月久留米から仙腸関節に強い痛みを感じて、状態は下降線をたどっていた。それだけに「自信とまではいかないけれど、頑張る糧になるかな」と、この1勝は大きなものになる。10月からは田中誠の練習グループに参加して、復調に向けた努力を続けてきた。決勝8Rでも結果を出して今度は自信も取り戻したい。