昨年末にS級特昇した下井竜(27=三重)が、S級2場所目の戦いを迎える。前回の地元四日市では予選は突破したものの、準決は7着敗退した。「ペース配分とかやり方があったと思う。予選はうまくペースに持ち込んで、しっかり組み立てたい」と意気込む。今回は師匠の萩原操、兄弟子の西村光太と一緒で、ふがいない走りはできない。

すごいのは58歳の萩原を含め全員がS級在籍という点。萩原は「今年59歳になるからもうすぐ還暦。自分で限界は決めない」と、弟子たちを頼もしそうに見つめた。勝ち上がりで連係が実現すれば、3人にとって最高のシリーズになりそうだ。