プロ野球西武の森友哉捕手(26)と同じ読み方の、128期の森智哉(もり・ともや、23=岡山)が、2Rでうれしいデビュー初勝利を挙げた。

6コースからコンマ06のトップスタートを決め込み、一気にまくって決着をつけた。準優組のいない2Rで「4日目に乗り心地が来たし、足も良くなっていたので狙っていました」と、してやったりの表情を見せた。レース後には米田隆弘、山本修一と同県の先輩に抱きかかえられて水面に放り込まれる水神祭も行われた。

昨年5月にデビューして122走目の勝利。「本当はもうちょっと早く決めたかった。初勝利はうれしいけど、今期はもっと着を取ってB1に早く上がりたいし、あくまでも通過点だと思ってます。師匠はまだいないけど、SGの舞台で茅原(悠紀)さんのようなターンで勝負できる選手になるのが目標です」。高校卒業後にサラリーマンを経てレーサーになった経験通りに、終始落ち着いた笑みを浮かべて初勝利の感想を話した。