今場所はA級も若手の精鋭ぞろい。中でも注目度が高いのは、予選4Rを走る119期の上杉嘉槻(23=福井)だ。

昨年10月に8連勝しながら特昇のチャンスを逃したが、現在2場所連続優勝中(2<1>(1)、1<1>(1))と再び上昇気流に乗ってきた。「今の目標は、少しでも早くS級に上がること。近畿地区プロのスプリントで優勝しているので、S級在籍で全プロで上位に入れば、G1寬仁親王牌にも出場できるんです」。今回は貴志修己、藤田周磨、仲野結音の117期勢に加え、重倉高史、菅原裕太ら自力の強敵が多数いる。まずは実力を発揮して、快勝スタートを切る。