武重雄介(37=山口)が、悲願の地元初優勝を狙う。6日目前半5Rは、カドの4コースからコンマ01の際どいスリットに「さすがに焦りました…」と胸をなで下ろした。イン戦となった準優10Rでは、深川真二(47=佐賀)の差しを許さずに逃げ切り、これで4日目から6連勝。45号機は「日に日に良くなっているし、全部の足がいい」と納得の仕上がりだ。

優勝戦の1枠の宮崎奨(36=香川)は、6日目前半6Rの転覆で機力変調の様子で、深川の前付けを突っ張ると深い進入を余儀なくされそうだ。「僕も、100のスローも行けるけど、地元なので臨機応変にね」と怪気炎をあげた武重。デビュー2度目のVは、地元のファンとともに喜びを分かち合いたい。