沖島広和(44=福岡)がインから押し切って、19年7月若松一般戦以来の優勝を決めた。

4カド乙藤智史がコンマ11の鋭いスタートから攻めてきたが、インから伸び返した沖島がパワーで押し切った。今節は7号機のパワーを信頼していたが、どうしても乗り心地が来ず、9R後のスタート特訓が終わった後もペラ調整を続けていた。「スリットの行き足はすごく良かったが、やっぱり乗り心地が来なくて、展示から厳しいと思った。競れる感じではなかったので、ピンロク(1着か6着)かなと感じていた」。トップでゴールし、胸をなで下ろした。

これで若松は6度目の優勝と得意水面だが、前回優勝後の5節は準優にも乗れずに苦しんでいた。「エンジンの引きも(自分の)リズムも悪かったので、これをいいきっかけにしたい」。今節で今期勝率(昨年11月以降)も6・23まで上げ、16年後期以来、6年ぶりのA1級復帰も見えてきた。26日からの芦屋GW戦でもうひと暴れする。