優勝戦は人気を背負った吉川元浩(49=兵庫)が、インから鮮やかに逃げ切った。今年2度目、尼崎では27度目、六甲賞は9度目のVとなった。

進入は落ち着いた3対3。イン吉川はコンマ14の踏み込み。1Mは他艇の攻撃をまったく寄せ付けず、バック早々に独走態勢を築いて、そのままゴールまで駆け抜けた。2コースからまくりを放った篠田優也(35=兵庫)が、差した尾嶋一広(34=兵庫)を2Mでさばいて2着。猛烈に追い込んだ魚谷智之(46=兵庫)が、最終2Mで尾嶋を逆転して3着に入った。吉川の次走は9日から14日まで津G1・70周年に出場予定。