ミスター若松・田頭実(55=福岡)が、虎視眈々(たんたん)と今年2度目の優勝を狙う。準優9Rはコンマ04の鋭い踏み込みで、インから伸び返して押し切った。昼と夜のペラ調整に序盤は戸惑っていたが「若松のいつものペラにして、3日目後半から仕上がった」と納得の表情を見せた。

34号機の底力を引き出した。「伸びていくことはないが、前半も星(栄爾)選手に伸びられなかったし、行き足型ですね。回り足も大丈夫」。優勝戦は3枠だが、仕上がりから考えると「1つでも内」を狙うとみる。2コース奪取でイン秦英悟に重圧をかけて、今年1月芦屋以来のVをつかみ取る。