永井聖美(43=東京)が7年2カ月ぶりの当地戦で優出一番乗りを決めた。

準優9R、3コースからインからややスタートで後手に回った寺田千恵を鮮やかにまくった。3日目まで得点率トップだったが、予選ラストで6着大敗。準優は3枠になったが、シリーズを引っ張ってきた意地を見せた。「全速スタートが行けた分、出ていったかな。準優でやっと全速で行けた」と笑顔を見せた。

産休明けからの復帰、けがなどのブランクもあり、近況はB級暮らしが続いてきたが、「最近、やっとレース勘が戻ってきた感じ」と振り返った。A1級で鳴らしてきた実力者が、17年2月多摩川以来、約5年ぶりの優勝を目指す。