誕生日を自ら祝福した。12R優勝戦は1枠の福来剛(41=東京)が、インから押し切って、通算36度目、戸田通算4度目の優勝を飾った。なお、全24場制覇を狙う平田忠則は、惜しくも2着だった。

後半レースになるとホーム向かい風が強く吹き、イン受難の流れだったが、コンマ14のトップスタート。1Mは慌てることなく先マイし、他艇の攻めを寄せ付けず、バック独走態勢を築いた。「誕生日に優勝できて、本当に良かったと思います。スタートしてから伸びていく気配があったし、最終日に関しては展示タイム通り(トップの6秒56)に、いい仕上がりだったと思います」。スタートも調整もやるべき事をしっかりやって、優勝に結びつけた。

41歳となったが、もちろん老け込むような年齢ではない。むしろボート界では、脂が乗り切り、これからの走りがますます楽しみになってくる。「またSGでしっかり活躍できるように、ひとつでも上の舞台を走り続けていけたらと思います」。この優勝をきっかけに、さらなる飛躍を誓った。