9Rに行われたレインボーカップ・チャレンジファイナルを深瀬泰我(29=静岡)が制した。デビュー戦以来、2度目となる単騎戦は最終バック8番手に置かれる苦しい流れ。それでも3角から空いたインコースに切り込むと最後は窪木一茂とのゴール前勝負をも制した。「後方になったので内しかないなと見てはいた。最後は届いたかな? ぐらいな感じでした。あまりいい勝ち方じゃないけれど、1着取れたのは素直にうれしいですね」と笑顔を見せた。

A級に1、2班戦に向けては「今までと変わらず、しっかり着に絡んで、ラインで決まるように心がけたい」と話す。12月には30歳になる。競輪学校(現・養成所)受験に失敗し、1度は社会人も経験した苦労人が、この1着からスピード出世を目指す。