レースの予想を行っている者(予想業)とネット上で接触するなど、選手自身のルールに対する理解不足により、ボートレースの信頼を失墜させたとして4カ月の出場停止処分を受けた峰竜太(37=佐賀)が、30日に開幕する、からつボートで復帰戦を迎える。

    ◇   ◇   ◇

-4カ月は何をして過ごした

「体を鍛えたり、体重管理をしていましたね。あとは、家族との時間を大切にしたり、普段できないこともしました」

-出場停止処分については

「僕のプロ意識(の欠如)でしたね。ファンのために、よかれと思ってやったことでも、駄目なことがあるのは分かった」

-復帰に向けての練習は

「からつで4回、大村にも1回、行きました。不安はあったけど、1周目からターンは切れていたし、勝手に体が動いてた。18年で身につけたのものは落ちてないなと思いましたね。模擬レースでも展開も見えていたし、実力は衰えてない」

-引退を考えたことは

「昨年のグランプリの転覆(妨害失格)の時には思いましたね…。辞めろということなのかな、って。」

-求められるものも大きかった

「最高勝率とかファン投票1位の連続記録とか、気付いたら、負けちゃいけないというプレッシャーで、きつい方が多かったですね」

-ファンの存在が支えになった

「僕なんて必要とされない人間なんだろうと思ってたけど、今回はファンの人に助けられた。復帰を待ってるという言葉をたくさんもらった。4カ月で“峰ロス”になったんじゃないかな(笑い)」

-意識の変化は

「自分が好きなボートを選んだわけだし、才能のない自分を応援してくれる人がいる。これからは、ファンやボートレースに恩返しがしたい」

-からつでは、グラチャンが開催されたばかり

「自分のためにSG(開催)を取ってきてくれたのだろうし、反省しかない。この悔しさは一生忘れない」

-しばらくは一般戦回りになる

「SGでも一般戦だろうと、僕が走ることによって、売り上げが上がるレースが増えればいい」

-復帰戦への意気込みを

「もちろん、優勝をしに来てるけど、ペラだとか、やることは変わらない。平日にもかかわらず、遠くからでも見に来ると言ってくれたファンの人もいた。通算1500勝は1走目で達成して、みんなにお祝いしてもらいます!」