優勝戦は波乱となった。杉山正樹(42=愛知)が5コースから混戦の1M、まくり差しを決めた。今年初、尼崎では17年4月の一般戦以来2度目、通算39度目のVをつかんだ。

進入は142・356の3対3。ハイパワーを誇った4カドの北川太一(29=佐賀)が、コンマ07のトップタイミングで仕掛けた。杉山は差し場を鋭く突いてバック伸び勝負で追いついて2Mを先取りに成功した。北川も諦めることなく猛追したが、1歩及ばず2着まで。デビュー初Vはお預けとなった。3着には今井貴士(37=福岡)が入った。人気を背負った和田兼輔(35=兵庫)は5着に敗れた。

なお、最終日のまくり賞は2本。5Rの斉藤大将(27=東京)が「神戸牛ハンバーグ」、11Rの井上忠政(26=大阪)が「スイーツ3点セット」をそれぞれゲットした。今節は合計13本もまくり賞が飛び出した。