準優1枠勢が苦戦した。君島秀三、鈴木勝博が敗退する中、桐生順平(35=埼玉)は別格の強さだった。

準優11Rは2M冷静なさばきで差し返し、優勝戦1枠を手に入れた。伸びのいい小坂宗司にスリットで前に出られ、1Mは何とか先マイも、バックは内から伸びられた。それを無理に抑え込まず、2Mで的確なハンドル。小坂も「テクの差です」と脱帽だった。桐生は4日目から4連勝。「出足型でつながりも来ました」と尻上がりに良くなってきている。準優のスタートもコンマ09で「行けてます」。フライング休みからの復帰節で、通算53度目の優勝を飾る。