デビュー36年目の大ベテラン小川巧(56=岡山)が、2場所連続の決勝進出を決めた。

準決11Rで前を任せた滝本泰行の中団から内を突くトリッキーな先行をピタリ追走。ゴール寸前で差し切ると「滝本君は調子がいいから、先行すればまくられないと思っていた。ただ、あそこ(打鐘2センター)で内に行くとは思わなかった。付いていけて良かったよ」と汗を滴らせながらホッとした表情を浮かべた。

かつてG1戦線で活躍した56歳だ。長く選手を続ける秘訣(ひけつ)について「競輪が好きということだね。いくつになっても選手として競輪に携わっていたいから」と言う。ヘビースモーカーとして鳴らしたこともあったが、約10年前に禁煙に成功したことも大きかったようだ。決勝も滝本に前を任せ、19年4月大垣以来のVを狙う。