A級決勝11Rは強力な九州同期ラインが完成した。

東矢圭吾(24=熊本)が人の後ろを回るのは5月松山ルーキーシリーズ決勝以来、2回目。決勝に勝ち上がった九州勢が2人で、今回は熊本市営の開催ということもあり後藤大輝の番手回りを決意した。「準決は(赤板で)突っ張ってから、もう少しペースを上げていれば野口(大誠)さんも付きやすかった。そこは反省ですね。でも手応えはある。しっかり決勝につなげたい」と意気込んだ。優勝なら来月9日からの別府でS級特昇も見えてくる。しっかりとチャンスを生かしたい。

東矢と別線勝負だった7月別府決勝で、東矢の2班特昇を阻んだという過去がある後藤大輝(21=福岡)は「別府のことは忘れてください」と苦笑い。来年3月松山G3で開催されるルーキーチャンピオンでも連係するかもしれない2人が、その予行演習とばかりに決勝で呼吸を合わせる。