誕生から10周年を機に、ガールズケイリンが生まれ変わる。

JKAは13日、都内で会見を行い、23年から3つのガールズG1を新設すると発表した。男子同様に、優勝者には年末のガールズグランプリ(GP)出場権が与えられる。なお、ガールズGPも男子と同じく「GP格付け」に昇格する。

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ガールズG1は、6月の高松宮記念杯で新設される男子同様に東西対抗戦となる「パールカップ」、今年6月末に平塚で10周年記念として実施されたオールガールズを発展させた「オールガールズクラシック」、小倉競輪祭で行われてきたガールズGPトライアルを改称した「競輪祭女子王座戦」の3つ。なお、女子王座戦は4レースの1トーナメント制となる。

「クラシック」は期間内の賞金を選考基準にした42人による6レース制。JKAの八子洋介執行理事は「最も格式の高いレース」と説明しており、男子の日本選手権(ダービー)に準じた扱いとなる見込み。前半には2レース制の3つのトーナメントが行われ、全レースが女子戦となる。

なお、現在行われているガールズケイリンフェスティバルは当面F2のまま据え置き、オールスターで行われているガールズドリームレースとアルテミス賞は、24年から「女子オールスター競輪」としてトーナメント化。単発レースのガールズケイリンコレクションは、24年3月で最後となる。

八子執行理事は「特別競輪の重みを出すためトーナメントを意識した。ガールズケイリンフェスティバルは、今後女子戦の拡大の中でどう位置付けるか検討したい」とした。