地元東京支部のレーサーらが、正念場を前に活気づいてきた。

3日目は1Rを除く、出走した計11レースでのべ8人が勝ち名乗り。中でも、選手会東京支部長の長田頼宗と、前回66周年覇者の大池佑来が連勝で立役者になった。

長田頼宗(37)は、当地3強に入る39号機を自身好みにアレンジ。5Rを4カド差しで制すと、9Rは道中の逆転から連勝を飾った。「伸び型から、自分のイメージするバランス型へ変えられた。また、東京支部で刺激し合えたらいい」と、地元勢の好ムードも伝えた。

大池佑来(36)は4カドまくりと逃げを決めた。2日目までのピンロク(1勝、6着2本)から、大幅にジャンプアップ。「安定板が付いて、スリットから余裕がある感じではなかった。調整が合えば、行き足はいい。仕上がりはこの機を考えれば、80%ぐらい進んでいる」。口ぶりは慎重でも、調整の方向をつかんだ様子がうかがえた。

予選最終日の4日目は、長田は5R6枠、大池は8R6枠に挑む。