原田亮太(26=千葉)が、大先輩のゲキに応えた。

前受けした準決6Rは、執拗(しつよう)に並走してきた別線を突っ張り切って先行。番手の海老根恵太にこそ差されたものの、2着に粘った。後方で何もできなかった初日特選(5着)後に、前日も番手だった海老根から「力はあるのだから、もっと自信を持って走れ」と、叱咤(しった)されて奮起した。「今日(準決)は力を振り絞って走りました」と、大きく肩で息をしつつ、ホッとした表情を浮かべた。

今開催前に左鎖骨のワイヤを抜く手術を受け、麻酔の影響が心配されたが「それはもう大丈夫」と話した。決勝7Rも果敢に別線に挑み、ラインで上位独占を目指す。