第34回ウインビーカップは強い雨と風の中、安定板装着での優勝戦となった。 

進入は展示、本番とも枠なりの3対3。センター勢がゼロ台の踏み込みを見せたが、インコースからコンマ14のスタートで1枠尾上雅也(28=埼玉)が突っ張るように1マークを先マイ。センター勢は流れて、展開を突き2番手に浮上したのは尾上の師匠でもある5枠の佐藤翼。その後は機力の後押しもあり、堂々の逃げ切りでうれしい初優勝のゴールへ。デビューからおよそ6年半、10度目の優出で初優勝を決めた尾上は「この喜びは師匠はもちろんですが、妻、家族に伝えたい。スタートは起こしで鳴いてしまってフルかぶりで行った。1マーク迷惑をかけてしまったことは反省点。ただ優勝できたので財産にしたい。師匠とのワンツーもうれしい。これからも優勝できるように頑張ります」と力強く語った。

なお、2着は佐藤、3着には2枠の石塚久也が入った。