山口拳矢(27=岐阜)がゴール前で大外を伸びて、G1初の決勝進出で優勝の快挙を成し遂げた。

父ヤマコウ(山口幸二氏=日刊スポーツ評論家、62期引退)と、史上3組目となる親子G1制覇となった。表彰式ではインタビュアーを務めたヤマコウから祝福され「信じられない気持ちの方が大きいです。まだグランプリもありますので、父に追いつけるよう頑張ります」と誓った。

レースは脇本雄太-古性優作が前受け。新山響平-佐藤慎太郎-和田圭と続き、残り2周の赤板前に後攻めの犬伏湧也-清水裕友-香川雄介、単騎の山口拳矢が前団を押さえた。犬伏が軽快に逃げて、清水は最終バックから番手まくり。新山の中団まくりは香川の横で並ぶのがやっと。清水が押し切るかに見えたが、香川を追う形だった山口がゴール前でぐいっと伸びて差し切った。2着は清水、3着は香川と山口の間を伸びた佐藤だった。

2車単(4)(3)4640。3連単(4)(3)(2)2万640円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)