西橋奈未(26=福井)が、前検の試運転の時間も割いて、ぎりぎりまでピットに居残りペラ調整をしていた。

ただ1人、装着場にボートが取り残されたままで、同期の土屋南に「早く!」と催促されてスタート特訓に向かうところを報道陣がカメラを構えて待っていると、思わず「恥ずかしい…」と、こぼしながら足早に通り過ぎていった。

じっくりと時間をかけた甲斐はあったようで「ペラは、だいたい自分の形にたたけた。降ろし立てなので伸びは良かった。旋回した感じは舟の向きも良かった」と、67号機のポテンシャルを引き出せそうな雰囲気だ。

初日は前半6Rで主役の山口剛との直接対決、後半11Rは女子戦の1枠が配されており、2走とも目が離せない。